【タクシーネタ】浴風会病院様へ送る言葉
拝啓、浴風会病院様。
やってくれましたね。
今回は大変驚きました。
場所は杉並区の高井戸西になるのでしょうか。
浴風会病院様。
そこそこ大きな敷地ですが、誰でも知ってるほどメジャーではございませんね。
それ故に今回の案件が発生してしまったのでしょうか。
お客様をお乗せして久々に浴風会病院だと言われました。
前回訪れたのは確か2年くらい前でした。
少し入り組んだ場所に入り口があるのが特徴ですよね。
「存じ上げてますよ~」なんて言いながら入り口に向かいました。
ここでやってくれましたね。
いつも入っていた入り口が何人も入れさせまいと、がっちりと閉鎖されておりましてね。
「なーんちゃって~!」
みたいな言葉と共に閉鎖を解いて。
「びっくりした?ねぇびっくりした?」
って病院関係者に言われたらね。
「んもう」
一言で済んだと思う。
ちょっとだけ停まってみたけど、そういう感じでは無かった。
数個のパイロンとそれに引っ掻ける黄色と黒の棒が弁慶のように立ち塞がったままでした。
私どもタクシードライバーの心臓をえぐる出来事の一つがこのパターンです。
"いつもの入り口や道が通れない"
レインボーブリッジはなんだかんだ閉鎖されねーなーって思ってたら、こっち閉鎖されてた。
浴風会病院閉鎖されてた。
心の中の柳葉敏郎が頬っぺた膨らませてた。
確かにこの入り口は正門ではございません。
でもここは最も手前にあるから、基本的に最短ルートを通らなければならないタクシーにとっては正門だった訳です。
結局少し迂回して本来の正門の方に回り込み、そちらは入れましたが、自信満々に「存じ上げてますよ~」って言った僕に向けられるのは狐疑の眼差し。
その目が「大丈夫か青島!」って言ってた。
大丈夫じゃないし、青島ではない。