【タクシー情報】女性が一人でタクシーに乗る時に思っているであろう事
いつもありがとうございます。
タクシーやってるぜつと申します。
(今日の写真は通りがかった神宮外苑のイチョウ並木)
僕が女性のお客さんに一人でご乗車頂く時、心掛けている事があって。
昼でもなんだけど、特に夜間。
笑顔で声をワントーン上げて敵じゃありませんよー感を出す事。
これだけでホッとした表情をする方は少なくないんですよね。
夜間に駅からタクシーを利用する女性のお客さんは殆どが自宅に戻る人。
いくら治安が良いとは言え、暗い夜道を一人で歩いて帰るのも不安なもの。
うちの妻も夜間に歩いていたらぶつぶつ何かを言っている男の乗るチャリに追跡された事があったり、すれ違いざまにおっさんにスカートめくりされた事もあったり。
女性はこういう不安と戦っている訳だ。
でも。
タクシーの運転手も殆どが男。
しかも悲しいかな、接客業である感覚を未だに持ち合わせていない運転手も多い。
減ってはいるけどまだまだ多い。
女性客のあの安堵の表情は、きっと経験からタクシー運転手にも怖い人がいるという事を知っているから。
夜道を歩いて帰るのとタクシーで帰るのと、よりベターな方を選んだに過ぎなくて、タクシーはベストでは無いんだと思う。
これじゃ駄目ですよねぇ。
タクシーも意識改革はなされていてぶっきらぼうな運転手は減っているのだけど、中年や高齢の転職組が多い業界なものでまだまだ残党はいるんです。
僕が仮に女性で、将来、もし有人タクシーと無人タクシーを選べる状況にあったら確実に無人タクシーを選ぶな。
今のままじゃ絶対無人タクシーの方がマシ。
こう言うと、近距離の客が減ってむしろ有り難いとか言うぶっ飛び意見が出る事があるんだけど、ヤレヤレだよほんと。
近距離のお客さんがいなくなったら、タクシー乗り場の回転率が極端に下がるので、タクシープールにすら入れなくなりますよ?
プールに入れないタクシーの順番待ちは路上にまで溢れ、じきにパトカーに排除される。
それによって引き起こされた渋滞はマイナス経済効果。
結果、今以上にタクシーは邪魔扱いされて肩身の狭い思いをする事に。