【タクシーネタ】自己犠牲おじさんが素敵すぎる
最近お客さんから良く言われる事がある。
「いやー運転手さん、最近自転車怖いでしょー?」
その通り。
その通りなんだけど、ここでふとある法則に気付いたのだ。
お客さんと同姓、同世代の乗る自転車はあまりディスらない。
例えばお客さんがおじさんだった場合。
「あのおばちゃん、ふらふらしてて怖いねー」
「ああいった学生くらいの奴が一番怖いんだよな」
とかね。
もうね、一緒ですよもう。
車からしたらだいたい怖いんですから。
お爺ちゃんお婆ちゃんは言わずもがなだし、若いのは経験不足からくる危険予知能力の低さか、運動神経の過信による無茶な動き。
路地から平気で飛び出すから。
おばちゃんだって交通ルール分からない人が多いから車道逆走平気でするし、おじさんは何をそんなに急いでいるのか信号一切守らないよね。
そりゃ自分や自分の世代はかわいい訳だけど、でもたまにはもっとこう、自己犠牲的な意見を言う人がいてもいいかなって思うんです。
自己犠牲おじさんがいてもいいかなって思うんです。
「全く。最近の若いやつは急に飛び出してきて。でもまぁ私の方が飛び出すけどね!」
とかね。
「君が飛び出す必要はない!代わりに私が危険な目に遭おう!」
とかね。
「このきびだんごは全部君にあげよう。だけど鬼ヶ島には私一人で行ってくるよ。そして奪い返したお宝は全部君のものだ」
とかね。
「ほら、私のここすごい事になってるよ。ほら、ほら、ほらご覧よ!」
とかね。
「ごめん、君の干してたパンツ食べちゃった。代わりに僕の脱ぎたてのパンツをあげよう」
とかね。