東京タクシーブログ 『個人タクシー目指してます』

東京都内でタクシー運転手をやりながら人間観察に勤しんでおります。タクシーやんなきゃ味わえないあんな話やこんな話。息子が3人いるのでそっちの子育てブログも更新中。




【タクシー情報】タクシーを異常に待たせた時、運転手側ではこんな被害があるんだぜ!

ふざけたタクシーブログやっているぜつと申します。
今回は迎車タクシーをそのまま待機させた場合に起こる運転手サイドのお話です。
少し真面目です。


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※写真は深夜のどこぞの住宅街(忘れちゃった)


最近では近くの空車のタクシーをアプリで呼ぶことが出来るようになりましたね。

元々は電話で呼ぶのが主流でしたが、アプリの方が手間は少ないのかもしれません。

それで呼ばれたタクシーはメーター表示を迎車に切り替えて指定場所に向かいます。

迎車料金として別途310円か410円がかかりますが便利なサービスですよね。


ただ、タクシー運転手をやってて困る事の一つに迎車で向った先で異常に待たされるっていうのがあります。

タクシー運転手の多くは歩合制です。
つまり時間=モロにお金な訳です。


迎車で呼ばれたはいいけど一向にお客さんが現れない。
無線センターにその旨を問い合わせる。

アプリでも電話でも無線センターの方からお客さんに連絡をする事が出来ますので、無線センターのオペレーターは問い合わせます。


ここで2通りの結果が待っているんですが、1つ目が配車キャンセル。

お客さんが他の通りすがりのタクシーに乗って行っちゃうパターン。

急いでいたりすると気持ちは分からないでもないけど、こちらからしたら大迷惑。

せめてキャンセルの旨を早めに連絡してくれればまだマシなんですけどねぇ。

なんせ時間=お金ですので、待機していた分のロスと結局お客さんを乗せられなかった事によるマイナス分でかなりのダメージ。


でも場合によってはさらなるダメージを負うのが2つ目のケース。

オペレーターが連絡をした結果、乗る意思はあるのだけどまだまだ時間がかかるっていう場合。

実は迎車のタクシーって、お客さん待機時間が5分を過ぎたら時間メーターを作動させても良い事になっています。

というより、本来はそうしなければいけません。


でもこれってお客さんに余りにも知られておらず、トラブルの原因になるので実際には出来ないんですよ。

そういったトラブルのサポート体制が出来ている会社なら可能でしょうが、トラブル対応が全て現場任せの会社では怖くてメーター押せません。

僕の所は完全に後者です。

そもそもタクシーを待たせる前提で呼ぶようなお客さんは要注意人物である可能性が高い訳で、待たせてたタクシーに乗る際に既にメーターが1000円とかになってたらどんなトラブルが待っているか分かったもんじゃない。


本来タクシーを待たせる前提で呼ぶ場合は、予約をしなければなりません。
これは迎車料金とは別途に410円かかります。

ただ実際は呼ぶだけ呼んでずっと待機させて、時間になったら乗るという、タクシー囲い込み乗車をするお客さんが一部いるんです。

一部ですよ?
一応言っておきますが、これはごく一部のお客さんです。
多くのお客さんは数分でお出でになります。


ただ、時間のロスがお金のロスに直結するタクシー運転手にとって、この待機時間は自分のお財布からポロポロお金がこぼれ落ちて行くのと同義です。

例え一部だとしても本当はゼロになって欲しいのが本音なのです。


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