【安全運転】タクシードライバーの運転が下手な理由とは
東京都内でタクシードライバーをやっているぜつと申します。
@zetupon
写真は深夜にお客さんを宮前区までお送りした時の帰りに寄ったファミリーマートで、何を思ったか看板と月を同時に写真に納めようとして失敗したものです。
さて。
タクシー運転手って本当に運転うまいの?って人がいますよね。
まま、都心部だと台数が多くて交通の邪魔になってる事が多い背景がありますし。
そこに事故っている場面やニュースをみたら、「クソタクシードライバー運転下手過ぎんだろ」とかって思うのも無理はない。
実際運転に慣れた者ほどしょうもない事故起こしたりするもんだしね。
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でもまぁそれでも、一応運転がうまいのは間違いない。
うまいと言うかマシと言うか。
これは間違いない。
もちろん二種免許を取得したから運転がうまい訳ではないですよ。
あれは普通免許に毛が生えた程度のものだから。
では何故タクシードライバーは運転がうまいと言えるのか。
タクシー運転手になりたての人は事故率がやたら高い
実はこれがタクシーの事をよく表していて。
当然と言えば当然なんですが、新人タクシードライバーって結構事故るんです。
いや、かなり事故るんです。
もう数値でがっつり出ちゃいます。
他の交通や歩行者なんかと接触して怪我人が発生するような人身事故。
プロとして絶対に起こしてはいけない事故だけども、新人さんは起こす確率が中堅、ベテランに比べてかなり高いです。
油断や不注意、技能不足から発生する事が多い物損事故。
これはベテラン勢も起こしがちな事故ですが、やはり新人さんはより多く発生させます。
数日前まで一般ドライバーで無事故無違反を続けていたような人が、タクシーの仕事を始めた途端に事故を起こしてしまうのですね。
これはタクシーが通常の運転とは違う危険極まりない事をやっているからでしょう。
ドア開閉事故
これはもうタクシーならでは。
一般車でもオートスライドドアっていうのはありますけど、タクシーはこう、モロに。
モロに横に開くわけで。
慣れない道案内や接客までをこなしながらだと、完璧に安全を確保してドアを開ける事が出来なくなってしまうのですね。
でもこれは後方から接近する自転車やバイクの人を大怪我させてしまう恐れのある非常に危険な事故。
急ハンドルによる事故
これも地理の分からない新人ドライバーが良く起こす事故。
どうしてもお客さんの指示に頼らざる負えない新人さんは、急な進路変更や急停車を余儀なくされる事もしばしば。
安全確認をする時間もなく慌ててハンドルを切った結果、人や自転車等を巻き込んでしまったりする訳ですね。
「あ!ここ左!」
「は、はいっ!」
ドガン!
運良く事故は免れても、通行区分違反等の交通違反で捕まったりもしますね。
停車や発車の回数が尋常じゃない
道路上では停車と発車の回数が多ければ多いほど事故のリスクは当然高まります。
お客さんを見つけて停車して、行き先を告げられたと同時に言われる言葉。
「ちょっと滅茶苦茶急いでいるから早く出して!」
新人だと行き先までどんな道でいけば良いのか直ぐ様出てこなかったりする中でさらに急かされると、安全確認を怠って発車してしまう訳ですね。
停車も同じで、お客さんを見つけたら慌ててハンドルを切って側方へ寄せてしまいがちなんですけど、当然これは危険ですよね。
横を走るバイクとドッカンです。
そんなこんなで、奇妙な動きを余儀なくされる事の多いタクシードライバーですが、ある程度慣れると事故は減ります。
公道でタクシーの営業っていう超危険な行為をしているにも関わらず、事故は減ります。
あとはベテラン特有の慢心や油断から来る事故を起こさなければ。
勘違いプロドライバーに多い、遅い車や気に食わない車を煽ったりする事で発生する事故の話はまた次の機会にでも。
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