【タクシーネタ】中小出版社の社長さんが溢してた愚痴が切なすぎる話
最近タクシー内で仮眠を取ると、高確率でブレーキが利かなくてどっかに突っ込む夢を見る。
そんなタクシーブログをやっています。
ぜつです。
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中小出版社の社長を名乗るおじさんがほろ酔い状態で愚痴をこぼしてた。
「もう雑誌なんか売れませんよ」
「あ~紙媒体は厳しい時代だって聞きますね…」
「そうなんです。大手だって厳しいのにね、うちのような零細はどうしようもないですよ」
「やっぱりインターネットの普及ですか?」
「そうだねぇ。今の時代、インターネットで調べられる以上の事を雑誌でやったとしても、別に知りたくないみたいです」
「なるほど」
「この間は小学二年生が休刊になったでしょ?大手でさえこのザマだからね」
「付録のような付加価値のある雑誌はもうちょっと強いのかと思っていましたが、やはり少子化ですか?」
「少子化は大きいだろうけど、スマホが普及している今の時代にちょっとした付録が付いてたって付加価値とは呼べないんですよ。ゲームの方がいいでしょ?」
「そうですか…」
「Amazonが街の書店を淘汰しているから、よりいっそう手に取る感覚も薄れていってて…」
「そうですか…」
「かみさんにはいつもお酒ばっか飲んでって言われちゃうけど、社員にも少しは奢ってあげないと離れていっちゃうんですよ」
「そうですか…」
「あと5年は持つかと思ってたんだけど、来年くらいからもう無理かなぁ」
「そうですか…」
「タクシーの仕事って稼げます?」
「え、まぁ、平均賃金は低い業界ですが、頑張り次第ではそれなりに」
「そっか…」
「はい…」
暗い!
今回の写真は真夜中の西武池袋線ひばりヶ丘付近の住宅街。
かっこよく輝く巨大なマンション。
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おかげさまで健闘中!