【タクシーネタ】色彩を持たないお父さんと彼のスライムスープの話
タクシーに乗ったのに高圧の水と泡を噴射させられたら、それはタクシーではなくジャグジーなので気を付けて下さい。
ぜつです。
そんなタクシーブログやってます。
※写真は深夜の千川通り新青梅街道手前
先日、5、6歳くらいの女の子とそのお父さんのお客さんにご乗車いただきまして。
ガチャガチャで手に入れたか百均で買ってもらったか、女の子はケースに入ったスライムを持っている。
スライムですスライム。
スライムを持っているんです。
女の子「ねぇこれ出していい?」
女の子はお父さんにスライムをケースから出していいか聞く。
お父さん「いいよ」
マジか。
あっさり許可か。
大丈夫か?
スライム解き放って座席に落としたりは無い?
スライムコントロール出来る?
そいつが硬めのスライムだったらスライムコントロールは比較的容易だけど、柔らかめだったら指の隙間から落ちるからね。
スライムは指の隙間から落ちる。
そういうとこあるから。
まぁでもいいか別に。
お父さんが見ているなら大丈夫でしょう。
女の子「わぁーおもしろーい」
無邪気なもんです。
スライムをこねて遊んでいる様子。
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女の子「スープみたーい。これスライムスープだよ」
お父さん「えーでもそれ緑色だよ?」
女の子「だからスライムスープ」
お父さん「これでスープはおかしいでしょ?」
女の子「そうなの?」
お父さん「おかしいよ。だってスープは白か黄色だよ」
ん?
って思って。
お父さん?って思って。
女の子「みどりいろのスープはないの?」
お父さん「無いよ。スープは普通白か黄色だもん」
ほうれん草の冷製スープが泣いている!
お父さん!
ほうれん草!
お父さん!!
っていうか何その白か黄色という縛り。
お父さんのその縛られし人生は何!?
スープの色にかけられしリミッター何!?
緑色のスープはまぁ良いでしょう。
ぶっちゃけ僕もほうれん草の冷製スープしかぱっと浮かばない。
何故かほうれん草だけは温める事を許されないアレしかぱっと思い浮かばない。
グリーンカレーはスープとしては何か反則っぽいし。
禁じられしグリーンな気がするから。
ただ白か黄色だけって事は無いっしょ。
辛いのは大抵赤いし。
味噌汁も忘れているし。
舞茸入れたスープはすぐ黒くなるし。
どこの怪物を封じ込めた代償に白と黄色以外のスープを失ってしまったんだよ。
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