【タクシーネタ】モンスターペアレントっぽい相手と電話で話していた先生の話
中距離のご利用のお客さんね。
阿佐ヶ谷姉妹っぽい見た目の中年女性だったんだけど、道中ずっと電話してて。
その会話を聞いていると、どうやらお客さんは中学校の先生で吹奏楽の顧問もやっているよう。
それはいいんだけど、どうも相手がね、その吹奏楽部に所属している生徒のお母さんなんですよ。
聞き耳を立てているとなにやら不穏な空気に…。
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先生の携帯電話になぜ親御さんから直で電話が入るのか分かんないんだけど、基本的に先生はずっと謝りっぱなし。
きっと何かクレームが入っているんでしょうね。
「はぁ…そうですか…申し訳ないです」
基本こんな感じ。
それでも最初のうちは少しは毅然としてて。
「あ、いえ、お母さん!それは違います!」
所々譲れない部分は食い下がっている様子。
相手側の声が殆ど聞こえなくて全容は分からないんだけど、どうやら生徒同士でトラブルが発生してて、そこに片方のお母さんが介入して水面下で先生にクレームを入れているみたい。
ただねぇ、僕は敢えてクレームというややイメージの悪い表現をしているのは、どうも無理難題を押し付けている空気感が垣間見えるんですよ。
「はぁ…では今日中に○○さんにお伝えした方が宜しいでしょうか?」
これを会話中に何度も言う。
恐らく同じような内容の事をひたすら繰り返し言われて、上記の回答に行き着いているんだろうけど、これを言うとまたラッシュが始まる。
「本当にすいませんでした。お母さんの仰る通りです」
後半はもうずっとこれ。
か細い声でこれ。
分かんないよ?
分かんないんだけど、先生頑張れ!
タクシー降りた後は力なくすっごいトボトボと歩いていたけど、ほんと先生頑張れ!
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