【タクシーネタ】選挙中に外国出身のお客さんに起きた事件
先日、東京都議選挙がございまして。
結果はまぁご存知の通りなんですが。
実は選挙期間中にこんな事があったんです。
フィリピン出身の女性のお客さん。
日本で仕事をしてて、日本人の旦那さんがいるから名字は日本名。
非常に明るくて感じの良い人で、普段から無線でよく呼んでもらっていました。
その日も迎えに行って目的地に着いたんですが、そこでスマホの画面を見せられまして。
「これ、どういう事かわかるー?」
スマホ画面はLINEだったんですけど、そのチャットの相手から執拗に公明党の候補に投票してくれませんか?っていうお願いが書いてあって。
「これ、クライアントの人からなんだけど、どういう事か分かる~?」
って。
「あー…これはですね…、公明党の支持母体である創価学会という宗教法人の信者が行う活動の一つですねぇ」
(このレベルの日本語が通じるくらいペラペラ)
「そうなんだー?」
「選挙期間になると急に創価学会の人から連絡が来る事はよくある事なんですよ」
「そうなんだねー。でも私はクリスチャンだからねー」
「あー、それじゃなおさら困っちゃいますね…」
「それに、そもそも私は国籍あっちだから日本の選挙権持ってないしねー」
見境無し!
僕は憲法の政教分離は公明党と創価学会の関係を否定していないと解釈しているし、その解釈は政界でも一般的にも常識だと思っているのだけど、この選挙期間中の呼び掛け活動に関しては顔がひきつるばかりですよ。
それによって投票する候補者を変更すると思われている事自体が侮辱だとも思うし、今回のケースのように見境いない呼び掛けをしている時点で中身も信念も感じないしね。
過去に創価学会員だと思われるお客さんから選挙時に公明党の候補に投票してくれって頼まれた事もありますけど、僕は侮辱されたと感じたし、人によってはこれ逆効果になるんじゃないかなって思ったりもしますねぇ。
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