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東京タクシーブログ 『個人タクシー目指してます』

東京都内でタクシー運転手をやりながら人間観察に勤しんでおります。タクシーやんなきゃ味わえないあんな話やこんな話。息子が3人いるのでそっちの子育てブログも更新中。




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【タクシーニュース】福岡市の病院にタクシーが突っ込んだ事件の考察

福岡市の病院に個人タクシーが突っ込んで3名が死亡、7名が怪我をするとんでもない事故がありましたね。
個人タクシーを目指している者の一人としてかなりショッキングな出来事でしたのでちょっと考察してみたいと思います。


まだ容疑の段階ですし、不可解な点も多くあるので色んな視点で見ていかなければならない事件だなとは思うんですが。

アクセルとブレーキの踏み間違え説

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運転していたのは64歳の男性の運転手さん。
高齢と言えば高齢。
タクシー運転手としてはごくごく普通。

200メートル手前の交差点でも減速せず、最後は猛スピードで病院に突っ込んだと。
距離が200メートルもあれば普通は踏み間違えたとしても気付いてブレーキに踏みなおせる距離。
でもブレーキ跡も無かったんですよねぇ。

ブレーキの故障説


一般車両の車検は新車で3年、それ以降2年ごとなんですが、タクシーは車検が1年に1回あります。
それとは別に、道路運送車両法により3ヶ月に1度の点検が義務付けられている。
さらに営業前に簡単な日常点検もあります。
正直この日常点検に関してはざっとチェックして終わらせる人が多いんですが、この運転手さんはとても真面目な方で営業開始前の車両の点検も怠らなかったと。

事情聴取によると、ブレーキが利かず、シフトチェンジでエンジンブレーキを使おうとしたがそれでも減速しなかったと。
う~ん…。
証言を信用すると故障のようだけど。

トヨタのプリウスやその他のハイブリット車のブレーキの欠陥は過去にあったらしいけど、これだけ街中を列をなして走っているプリウスにそこまで致命的な欠陥があるのかどうかっていう疑問はありますね。
今回の件は別にしても、仮にブレーキに欠陥があるのであればそこらじゅうでもっとどっかんどっかんぶつかっているとも思える。
加えてこまめに行われている検査や点検によってブレーキはチェックされているので、故障説も有力とは言えない気がする。

アクセルが戻らない、或いはブレーキペダルが踏み込めなかった説


過去にレクサスが米国で暴走して死亡事故にいたった事がありましたけど、確かあれは車内のマットがアクセルに引っかかって勝手に加速してしまった事が要因でした。
それと似たような、何かペダルに挟まって止められなかった可能性は無いだろうか。
正しアクセルが戻らなかった場合はブレーキペダルを踏み込めば止まれるとも思う。
でもブレーキ跡はない。
勝手に加速してしまう事に慌てて、ブレーキペダルではなくさらにアクセルの方を踏み込んでしまった可能性もあるのだろうか。
若しくはアクセルが戻らず、さらにブレーキペダルも何らかの要因で踏み込めない事態に陥ったのか。

運転手さんの居眠り、病気説

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これもあまりしっくり来ないケースだけど。
運転手さんがてんかんのような発作を起こして、一時的に意識を失ったか。
でも持病に関してはご家族の方が否定しているようで。
激突する手前で停車していた車を避けるハンドル操作をした形跡もあるようで、居眠りの可能性も低いみたい。

やっぱり複合的な要因?


最後激突する手前で加速したという目撃情報がある点を考えると、ブレーキが故障、或いは踏みこめず、慌てて足を動かして踏み込んだペダルがアクセルだった可能性もあるんですね。
速度が出ている状態だとセカンドにシフトチェンジしてもエンジンブレーキが利かなかったりしますよね。
エンジンブレーキが利かなかったというのは速度の問題かもしれませんね。
ドライブレコーダーの解析が始まっているようなので、それで原因が掴めると良いのですが。

自分ならどうするか


僕の場合は車が止まらなかった時のシミュレーションとして、エンジンブレーキよりも先にサイドブレーキが頭に浮かびそうです。
サイドを思いっきり引っ張って、場合によっては縁石や壁に擦って摩擦で止める。
妄想好きな僕はこういった事は常日頃考えてはいるんだけど、いざ実際にブレーキが利かず加速してった場合、冷静に行動できるかは分かりません。

茨城県ひたちなか市新光町605番地16にある安全運転中央研修所で一泊2日の実技研修を受けたことがあるんですが、安全とされている座席の位置は実に窮屈です。
一般的にセットしている座席の位置よりも本来はグーンとハンドル側に寄せた場所が適正とされています。
それはいざっていう時にブレーキを限界まで踏み込める位置。
楽に運転する座席の位置では無いんです。

滑りやすい路面で思いっきり加速して、ブレーキペダルが折れるんじゃねーかってくらい踏み込んで車をスピンさせる研修もあったんですが、確かに座席がそのくらい前に無いと、衝撃で足がブレーキから離れてしまうんです。
本気でブレーキを踏み込む時に必要なのは、適正な座席の位置とハンドルを引き寄せる腕力、ブレーキを踏み続ける強靭な脚力。
これらが大切なんです。
いざって時は意外と身体能力がいるんですよね。

でも座席の位置は慣れちゃえばどうって事ないですよ。
姿勢も良くなるし。
真相はまだ分かりませんが、車を運転する全ての人は少なくともこれを無関係とは思わず、安全意識を高める出来事として受け止めなければいけないんでしょうね。


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