東京タクシーブログ 『個人タクシー目指してます』

東京都内でタクシー運転手をやりながら人間観察に勤しんでおります。タクシーやんなきゃ味わえないあんな話やこんな話。息子が3人いるのでそっちの子育てブログも更新中。




【タクシーネタ】興味深い運転者講習の話

運転者講習っていうのを警察がやってて。

会社が地元警察の講師を呼んで乗務員に受けさせるみたいな事をしたりするんです。

この講習が毎回結構面白くて。

アメトークくらいは面白くて。

講師のお巡りさんもギリギリのラインをぶっちゃけたりするんですよ。

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例えばオービスの場所とか、感知する正確な速度とかをね。

断言はしないんだけど、「139キロなら大丈夫だけど、140キロだとどうかなぁ?」とか言う。

速度計測器はカメラよりもだいぶ手前にあるから、オービス発見した時はもう遅いとかね。

署内の警官も免許証は大抵ブルーだとかね。

結構事故ってるし、結構違反してるって。

まぁもちろん違反抑止の為と話に興味を持って貰う為のサービスなんだけど、今回の講師は特に面白かった。

中でも興味深かったのが、その講師が違反点数の割合を決める部署にいた時の話。

タクシーと自転車の接触事故があって、タクシーの違反点数を12点としたんだって。

12点っていったらもうがっつり免停ですよ。

見ようによっちゃどうにか免停は免れる?みたいな、だまし絵みたいな淡い期待は一切無い。

さっきのは客層が悪かったけど、次のライブでは絶対ウケるみたいなやつは一切無い。

完全にゲロスベリ。

まごう事なき免停。

懲役14万1078年ってくらい。

運転手さんはその時点で仕事出来なくなる訳で、まさに死活問題。

所がその運転手から抗議の申し入れがあって、一度会うことになったらしい。

その運転手はあらゆる角度からの事故現場の写真や、車両の状況写真。

出せる証拠は全て出して潔白を証明したんだって。

結果、確かにこの運転手の言う通りであると結論付ける事が出来たらしく、12点だった違反点数は2点にまで下がったんだって。

要は警察も当然判断を誤る事があるので、事故の判断が不服だった場合は直接説明して教えて欲しいって事だった。

そういうのって大切なんだね。

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