【タクシーネタ】お客さんがイフリートだと困る話
クーラーを使う時期ですね。
そうなるとね、お客さんとの駆け引きも勃発ですよ。
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この時期ってお客さんによってはクーラー強めが好きだったり逆に弱い方が好きだったりするんですよ。
この間はね、風邪ひいてるからもう少し車内暖かい方が良いって言うお客さんがいたんです。
あーそれはいかんと思ってさ、良かれと思って、良かれと思ってさ。
「あ、じゃあ一旦切りますので、暑くなってきたらまたお気軽にお声がけ下さい」
ってね。
クーラー弱めるんじゃなくてね、まず切っちゃおうと思って。
まず車内の温度を一気に上げてさ、その後に微調節しようと思って。
接客的には悪くないでしょ?
そう思うでしょ?
これ何回か使ったんだけどさ、駄目なんですよ。
駄目な事がわかったんですよ。
これね、結果的に我慢大会みたくなるからね。
夏場の車内なんてさ、ほんとすぐに灼熱の業火に包まれるでしょ。
日向に出れば50度くらいあっという間ですよ。
実際これもういいだろーってくらい温度が上昇してんのにさ、お客さん何も言わない。
そろそろ欲しい。
クーラーお願いしますの声が欲しい。
こっちは一応お金を頂く側ですから、別にお客さんを神様だとか思っちゃいないけど礼儀は尽くしますよ。
気持ちよく乗って欲しいってのはやっぱしあるから、お客さんの方から声が欲しい。
でもどうやらお客さんはさ、自分の我が儘でクーラー消したって言う引け目があるせいか何も言ってこないんですよ。
こっちはお気軽にって言ったじゃーん。
お気軽の為のお気軽だからさ、そこはお気軽にいこーよ。
お気軽にクーラー再開しようよ。
これはあなたのクーラーですから。
ひょっとしたら向こうはこちらの「そろそろ弱めにクーラーつけます?」の言葉を待ってんのかもしれない。
でも万が一。
イフリートみたいな人でさ、この灼熱状態が丁度良いって可能性もある訳だから、こっちからはやっぱし声かけらんないよ。
こっちから声だしたらさ、もし本当にまだクーラーいらなかった場合でも、気を遣って「運転手さんが暑いようならどうぞ」って言うのかもしれない。
イフリートが気を遣って来るかもしんない。
これは完全敗北。
これはいけない。
敗北クーラー。
つまり敗ぼクーラー。
これはいけない。
やっぱし最初にさ、切っちゃうとだめですね。
切っちゃうと敗ぼクーラーまっしぐらですわ。
即効はないけど、こういった場合はクーラー弱めるだけの方が無難ですわ。
でないと敗ぼクーラーになっちゃうから。
(敗ぼクーラー気に入っちゃった)
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